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実家をスマートハウス化

  • 執筆者の写真: 秀朗 阿部
    秀朗 阿部
  • 3月29日
  • 読了時間: 5分

母(86歳)は、携帯電話(ガラケイ)が使いこなせなった。母の時代は昭和でストップ。


2020年に父が他界し、実家には母一人となった。

きっと、一人で寂しいだろう。毎日、少しでも孫とテレビ電話でもすれば楽しかろう

ということで、ここから見守りのためのスマートハウス化がスタート。


  • テレビ電話のためにモニタ付きのアレクサを設置

昭和でストップしている実家では、インターネットなど使う環境が整備されていない

いまさら光回線の工事をすると言っても、母一人では対応もできないだろう


実家でインターネットを開通させるために導入したのは、SoftBankさんの「Air」

電源を入れるだけで、Wi-Fi環境ができあるというもの


スマートハウス化では、「インターネット接続環境は必須です」


アレクサをつないで、実家(宮城:仙台)と我が家(栃木:小山)でテレビ電話ができるようになりました


スマートフォンを使いこなしているご両親であれば、こんな面倒なことをしなくてもよいのですがw


  • 熱中症対策

    実家にエアコンが付いたのも父が他界する少し前でした。

    昭和な母は、エアコンより窓全開なタイプ

    そんなん母も一度、たまたま様子を見に行った弟に熱中症の症状のような状態で見つかる。認知症も少しずつ症状が現れてきていたころで、ディサービスに週2回通ったりしていた。エアコンを付けるという習慣がないため、強制的にエアコンをONにすることにした。そのために用意したのが、スマートリモコンで、遠隔からリモコン操作をするもの

    このころにはじめて見守りカメラを設置

    当時、弟からは「もし自分だったらプライバシー的にカメラの設置は厭だ」と言われた

    設置場所はキッチンで、遠目で居間も見れるようにしていたが、監視ではないので、通常は天井に向け、カメラもOFF状態で、必要な時にカメラをONにし、カメラの向きも変える感じでした。


このスマートリモコンも見守りカメラもスマホで操作ができ、さらに複数人と共有ができるので、兄と共有をしました


これで、夏はスマートリモコンについている温度計を見て、暑いときにはエアコンを強制的にONしていました。アレクサでも会話し、暑いか否か聞いて、暑いときにはエアコンを付けるように伝え、エアコンの操作も少しずつ習慣化して貰いました。


2024年年末のつぎの事件が起こるまでこの状態で月日が流れ、母は、食事の準備など生活をすることは可能ではあるものの、認知症の症状もだいぶ進行していて、短期記憶はほぼなしといってもよい状態


  • 2024年年末に事件が起きる(ワカメや騒動事件)

「母が悪質な訪問販売に騙されてお金を取られているようだ!」

以前も、電話で屋根の点検の約束を取り付け、点検→問題あるから修理した方がよいという契約に至りそうな問題もあったが、今回のは「ワカメ」販売で、直接訪問販売をしているっぽい

年末に冷蔵庫にビニール袋はいった塩ワカメが5袋も・・「あれ?石巻の親戚が来ておいていったか?でも、おばさん亡くなったし、いとこがわざわざ来るとはおもえないのだが・・・」と疑問に思っていたら、弟から一通のメールが

怪しいワカメやが実家に出入りしている。と たまたま居合わせた弟が出くわしたらしい。これで納得。常に財布には2万程度お金がある状態にしているのだが、年末はお金が無くなっていて、代わりにワカメがあった。


兄弟会議で、急遽、ドアホン、玄関に監視カメラを設置(録画込)することとなり、2台設置。キッチンのカメラも居間を監視し録画もすることに

カメラでは、人物を認識すると自動録画をする機能が搭載されていますし、人物を見つけたときにはスマホに通知が可能、さらに、すべてのカメラは会話が可能で、怪しい人物が来たら応答する予定でした。


しかし、インフルエンザで寝込んでいるときに、怪しい人物が来ていたので、母は騙されてお金を取られてしまいました。すべての会話は、監視カメラに録音されていたので、それを持って警察に相談もできました。

怪しいワカメやは、後日 また、たまたま居た弟に遭遇し、警察に引き渡されました。もう、実家に来ることはないでしょう


ワカメや騒動で、カメラで常時監視したら、これまで見えていなかった母の行動が見えて、母への見守りも今まで以上にしています。

その理由は、

  1. 夕食を食べずに寝ていた(結構な頻度で)

  2. ガスコンロの火をつけっぱなしで、居間で座ってテレビ(2回なので数は少ないが、別の行動によって忘れてしまったのでしょう)


カメラの画像を見ながら、アレクサの通話機能を使った、遠隔から様々な指示をし、生活の助けをしています。(兄弟が実家に行く回数も増えてはいますが)



現在の実家のスマートハウス化(状態)

アレクサ1(モニタ付き) :居間 アレクサ2(モニタ無し) :玄関(※1)

カメラ1(コード式) :居間

カメラ2(コード式) :キッチン

カメラ3(充電式) :ドアホン

カメラ4(充電式) :玄関


温度センサー :居間(母の座る周辺で、24時間温度変化グラフ)

スマートリモコン :居間(エアコンとテレビの遠隔操作用)





この他にも、NTTの固定電話回線であれば、登録した電話番号だけを通話可能とし、それ以外を転送先に転送する。といったサービスがあるので、これを使えば、家族は親と通話できて、怪しい販売や振り込め詐欺のような電話は別の電話に転送して親以外が対応することもできるようです。(実家はNTT回線じゃ~なかったので、ダメでした)






 
 
 

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